2025/06/08 11:52

私は行き過ぎた電子マネー、ペーパーレス事務処理は、例えるならば「ガラス張りにした大黒柱を採用した一戸建て住宅」だと思っています。
お金など人体に例えるならば血液🩸に該当する重要な事務処理を、真っ赤な色をしている血液は見た目が良くないからクリスタルに美しくする為にハイテク技術を用いて無色透明な液体に血液を改良するべきだ、という非常に危険な大事故が発生する状況にするようなものである、大黒柱は黒黒として汚らしいから無色透明なガラス細工の大黒柱を採用すべきだ、的な主張は、という事です。
バスやタクシーは無人運転に切り替えろと言っているようなもの。無人運転、やっても良いでしょうが、やはり交通事故になった時、なるリスクは真剣に考察し、それが発生しない機能を徹底的に検証してから実行に移すべきである、考慮しなければならないという考え方です。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-06-04/SXBVQ6T0AFB400
タイタニック号の事故は、救命ボートは見た目がかっこ悪いからたくさん付けてはいけない、つける必要はない、見た目や機能を軽くハイテク、ハイスピード、エレガントにする為に、実際に沈没事故になったらたくさんの人間が死ぬ可能性があっても少なめの数だけ備え付けておけばいいんだ、という考え方にも似ていると思います。
大黒柱なんかかっこ悪いんだから全部取っ払ってしまえばいい、とにかくタイタニック号は速く、デカく、豪華に、ハイスピードに、みんながビビってなんにも文句が言えないような、豪華なハイテクにするんだ、しておくのが絶対正義なんだ、では、大黒柱欠落を理由に屋根が落ちてきて、下にいる人間が大量に死亡する事故につながりかねない
https://youtube.com/clip/UgkxEbN7XeAPuiRlViSiex48ZCvbCQRYfmNv?si=cL2LBDZ75xz-Fyl_
それを避ける為に、大黒柱は大黒柱として多少まどろっこしく、汚く野暮ったく感じても残すべきだ、〜それが「市民の役所窓口」の必要性、「円カード政策」の必要性の哲学だと思います。
不便益、という考え方です。
私は行き過ぎたハイテクマネー、ペーパーレス事務処理は、この例えで言うガラス張りの大黒柱、無色透明な色に脱色した血液🩸のようなもので非常に危険だと思っています。
東京−大阪間を新幹線🚄と飛行機✈️のどちらで移動するべきなのか、という哲学にも似ていると思います。東京から大阪へ移動して新製品新サービスの開発会議を直に会って開く、飛行機で短い時間で移動するより新幹線で気持ち長めの時間で安全に移動した為に新幹線の中で画期的な新製品、新サービスのキー概念が浮かんだ、どちらがトータルな仕事として能率が良いのか?という哲学にも似ているというか。
新幹線に乗っている時間そのものがエンターテイメントとして楽しい、そう考えたら新幹線の方が移動時間が長いというのはお客様を余計に楽しませるサービスをやっているだけではないのか、みたいな視点ですね。
デジタル処理ばかりの事務処理よりも市民の役所窓口みたいなサービスを受ける方がよりエンターテイメントとして楽しい、そんな視点です。
ジェットコースターは乗っている行為そのものが楽しい、新幹線も乗っている行為、時間そのものがエンターテイメントをお客様に与えている、そんな視点だと思います。